大切な家族であるペットのために保険を考えたいけれど、「どこで相談すればいいのか」「高齢や持病でも入れるのか」「うちの子に合う保険はどれか」と悩む方は多いものです。ペット保険には、人間の保険とは異なる特有のポイントがあります。
この記事では、相談できる窓口の種類から、保険を選ぶときのポイント、高齢・持病のペットの加入までを現役のファイナンシャルプランナーわかりやすくお伝えします。
- ペット保険をどこで相談できるのか(相談窓口の種類)
- 複数社のペット保険を比較・見積もりする方法
- 高齢・持病のペットでも入れる保険の考え方
- 窓口精算と後日精算の違い
- ペット保険を相談・選ぶときのポイント

【西山 尚志 | ファイナンシャルプランナー】
株式会社altruloopフィナンシャルパートナーズ マネージャー
個人・法人保険及びファイナンシャルプランナーとして、個人のライフプランニングから法人の経営課題解決まで、多角的な視点でトータルサポートを提供している。保険商品の販売にとどまらず、保険募集人として、高度な専門性と倫理観を持ち、客観的かつ公正な立場から、顧客の最善の利益を追求する。

データを見ると、ケガや病気の治療費として、犬で年間約8万円、猫で約3万円の支出があることがわかります。
ペットには公的医療保険がないため、万が一の手術や長期通院が重なると、この平均額を大きく超える自己負担が発生することもあります。
ペット保険はどこで相談できる?相談窓口の種類
ペット保険の相談窓口には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ペット保険の比較・見積もりサイト
複数社のペット保険を、まとめて比較・見積もりできるサービスです。保険料・補償割合・年間限度額などの条件で比較でき、ネットで手軽に申し込めます。自分のペースで複数社を比較したい方に向いています。
保険相談窓口・保険ショップ
複数社を扱う窓口なら、対面で相談しながら比較できます。ただし、ペット保険を扱っているかは窓口によって異なるため、事前に確認が必要です。「街の保険ショップでペット保険も相談できるか」は、その窓口がペット保険を取り扱っているかどうかによります。
ペット保険を扱っている保険ショップを探す際は、窓口の選び方も重要です。保険相談窓口の基本的な活用方法や選び方については、以下の記事も参考にしてください。

保険会社・ペットショップ・動物病院
保険会社に直接相談する方法のほか、ペットショップや動物病院でペット保険を案内されることもあります。ただし、案内された保険が必ずしも自分のペットに最適とは限らないため、他社と比較してよいことを覚えておきましょう。
ペットから目が離せなくて店舗に行けない』という方には、自宅からスマホやパソコンで相談できるオンライン窓口もおすすめです。オンライン相談のメリットや店舗との違いについては、こちらで詳しく解説しています。

ペット保険を比較するときのポイント
ペット保険を比較するときは、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
補償割合・年間限度額で比較する
補償割合(治療費の50%・70%・100%など)によって、自己負担の金額が変わります。
また、年間の補償限度額や回数制限も確認しましょう。補償が手厚いほど保険料は高くなるため、補償と保険料のバランスを見ることが大切です。
補償範囲・免責金額で比較する
通院・入院・手術のどこまで補償されるか、免責金額(自己負担額)があるかを確認します。
また、ペットが他人にケガをさせたときの賠償責任特約や、獣医師に相談できる付帯サービスなどの有無も、窓口によって異なります。
かかりやすい病気・犬種猫種で考える
犬種や猫種によって、かかりやすい病気は異なります。
うちの子の年齢・種類・体質に合った補償を選ぶことが、いざというときに役立つ保険選びにつながります。迷ったときは、相談窓口でプロに整理してもらうとよいでしょう。
高齢・持病のペットでも入れる保険はある?
高齢や持病があると、ペット保険に入れないのではと心配な方もいます。加入の考え方を見ていきましょう。
ペット保険には加入年齢の制限がある
新規加入の上限年齢は保険会社によって異なりますが、高齢になるほど選べる保険は限られていきます。そのため、早めに加入を検討するほど、選択肢が広い状態で選べます。
高齢でも入れる保険・持病がある場合
高齢のペットでも、新規加入できる保険はあります。ただし、持病や既往症がある場合は、その部位や疾患が補償の対象外になることがあります。加入時の告知は正確に行うことが大切です。告知が正しくないと、いざというときに補償を受けられない原因になります。
高齢・持病のペットこそ相談する価値がある
ペットには人間のような公的医療保険がなく、治療費は全額自己負担です。高齢になると通院や治療が増えるため、保険の必要性は高まります。複数社の加入条件を比較できる相談窓口を活用すると、入れる保険が見つかりやすくなります。
窓口精算と後日精算の違い
ペット保険の保険金の受け取り方には、窓口精算と後日精算の2種類があります。その違いを見ていきましょう。
窓口精算とは
動物病院の窓口でその場で保険が適用される方法です。
対応している動物病院では、保険証を提示すると、その場で保険が適用され、自己負担分のみの支払いで済みます。一時的な立て替えが不要で、保険金を請求する手間もかからないのがメリットです。
後日精算とは
いったん全額を支払い、後で請求する方法です。
動物病院で治療費を全額支払い、後日、保険会社に請求して保険金を受け取る方法です。多くのペット保険がこの方式です。一時的に立て替えが発生し、請求の手続きが必要になります。
窓口精算の注意点
- 窓口精算ができる保険会社やプランは限られている
- 窓口精算に対応した保険でも、対応していない動物病院では後日精算になる
- かかりつけの動物病院が対応しているか、加入前に確認する
窓口精算を希望する場合は、かかりつけの動物病院が対応しているかを事前に確認しておくと安心です。
相談窓口を決める前に、実際の利用者の声を確認しておきたい方も多いでしょう。ネット上の評判を調べるときは、偏った意見に惑わされないコツがあります。口コミの正しい見方はこちらをご覧ください。

ペット保険の見直し相談のタイミング
ペット保険は、一度入ったら終わりではなく、見直しを検討するタイミングがあります。
ペット保険は更新で保険料が上がることがある
ペット保険は、更新のたびに保険料が上がることがあります。
ペット保険は、ペットの年齢が上がると保険料も上がる仕組みが多くなっています。高齢になると、保険料の負担が大きくなることがあります。補償内容と保険料のバランスを、定期的に見直すとよいでしょう。
見直し相談のときに確認すること
- 現在の補償内容が、うちの子に合っているか
- 保険料の負担が大きくなっていないか
- 乗り換える場合、新しい保険の加入条件(年齢・告知)を満たすか
特に、乗り換えるときは注意が必要です。乗り換え先で持病が補償対象外になることもあるため、慎重に検討しましょう。今の保険を解約する前に、新しい保険に入れるかを確認することが大切です。
ペット保険の保険料が高くなったと感じたら見直しのサインですが、見直しには『無保険期間を作らない』などの注意点があります。保険見直しで損をしないための基本ルールは、以下の記事で解説しています。

ペット保険 相談窓口でよくある質問
ペット保険は街の保険ショップで相談できますか?
窓口によります。
ペット保険を扱っている保険ショップもありますが、扱っていない窓口もあります。生命保険を中心に扱う窓口では、ペット保険に対応していないこともあるため、事前に取り扱いがあるかを確認しておくと安心です。
高齢の犬や猫でもペット保険に入れますか?
入れる場合があります。
ペット保険には加入できる上限年齢があり、保険会社によって異なります。高齢でも新規加入できる保険はあるため、複数社を比較して、入れる保険を探すとよいでしょう。早めに検討するほど選択肢が広がります。
持病があるペットでも保険に入れますか?
入れる場合があります。
持病があっても加入できる保険はあります。ただし、その持病や部位が補償の対象外になることがあります。加入時の告知は正確に行うことが大切です。複数社を扱う窓口で、加入条件を比較しながら相談するとよいでしょう。
窓口精算できるペット保険はどれですか?
窓口精算できる保険は限られています。
窓口精算ができる保険会社やプランは限られています。また、窓口精算に対応した保険でも、対応していない動物病院では後日精算になります。窓口精算を希望する場合は、かかりつけの動物病院が対応しているかを確認しておきましょう。
ペット保険の見積もりだけ取ることはできますか?
できます。
ペット保険の見積もりは、比較・見積もりサイトで手軽に取れます。複数社の見積もりをまとめて取ることもできるため、保険料や補償内容を比較したいときに便利です。見積もりだけの利用も問題ありません。
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まとめ
ペット保険は、比較・見積もりサイトや保険相談窓口などで相談・比較できます。補償割合や年間限度額、補償範囲などを比較し、うちの子の年齢や種類に合った保険を選ぶことが大切です。
高齢や持病があっても入れる保険はあり、複数社を比較すれば入れる保険が見つかることもあります。窓口精算の有無や見直しのタイミングも踏まえて、自分のペットに合った保険を選びましょう。
- ペット保険は比較・見積もりサイトや保険相談窓口などで相談・比較できる
- 補償割合・年間限度額・補償範囲・免責金額を比較し、うちの子に合った保険を選ぶ
- ペットには公的医療保険がなく全額自己負担のため、高齢・持病のペットこそ相談の価値がある
- 窓口精算できる保険は限られ、かかりつけの動物病院が対応しているか確認が必要
- ペット保険は更新で保険料が上がることがあり、定期的な見直しが大切
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