「今の保険料が高い気がする」「生活が変わったけれど、今の保障内容で大丈夫?」と感じていても、いつ、どうやって見直せばよいかわからず、そのままにしている方は少なくありません。
この記事では、保険を見直すベストなタイミングや、保険料を抑える具体的な方法、損をしないための注意点を現役のファイナンシャルプランナーがわかりやすく解説します。
- 保険を見直すべきタイミング(ライフイベント・更新・誕生日前など)
- 保険料を抑えるための具体的な見直し方法(減額・特約の見直し・払済保険など)
- 見直しで損をしないための注意点(無保険期間・元本割れ・再加入の制限)
- 自分に合う保障かをプロに客観的に診断してもらう方法
- 保険の見直し相談をどこで・どう進めればよいか

【西山 尚志 | ファイナンシャルプランナー】
株式会社altruloopフィナンシャルパートナーズ マネージャー
個人・法人保険及びファイナンシャルプランナーとして、個人のライフプランニングから法人の経営課題解決まで、多角的な視点でトータルサポートを提供している。保険商品の販売にとどまらず、保険募集人として、高度な専門性と倫理観を持ち、客観的かつ公正な立場から、顧客の最善の利益を追求する。
保険の見直しが必要な理由とは
加入したときに最適だった保険も、時間が経つと今の状況に合わなくなることがあります。
ライフステージの変化で必要な保障が変わる
結婚・出産・住宅購入・子どもの独立・定年など、人生の節目では必要な保障の内容や金額が変化します。たとえば、子どもが生まれたときは大きな保障が必要でも、子どもが独立した後は同じ保障が過剰になっていることもあります。加入時に最適だった保険が、今もそのまま合っているとは限らないのです。
物価高騰のなか家計の固定費として見直したい
物価の上昇が続くなか、毎月固定で出ていく保険料は見直しの効果が出やすい支出です。不要な特約や過剰な保障で無駄な保険料を払っているケースは見落とされがちなので、一度確認してみる価値があります。
医療技術・保険商品の進化に合わせる
医療技術や治療法は日々進化しており、それに伴い医療現場では「長期入院」から「短期入院・通院治療」へと大きくシフトしています。

グラフからも分かるように、入院日数は年々短くなっています。そのため、何十年も前に入った「長期入院に手厚い古い保険」のままだと、現在の医療事情に合わず、いざという時に十分な給付金を受け取れないケースがあります。
今の時代に合った保障内容(日帰り入院や通院治療、三大疾病の一時金などに対応しているか)になっているか、一度確認してみるとよいでしょう。
生命保険の加入相談について詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。

保険を見直すおすすめのタイミング
保険の見直しには、効果的なタイミングがあります。次のような節目を見直しのきっかけにするとよいでしょう。
ライフイベントが起きたとき
結婚・出産・住宅購入・子どもの独立・定年退職など、人生の節目では必要な保障が大きく変わります。
とくに注意したいのが、会社員から自営業(フリーランス)になったときです。以下の図のように、加入する公的年金制度が変わるため、万一のときの公的保障(遺族年金や障害年金など)が手薄になります。

加えて、健康保険においても自営業が加入する国民健康保険には、病気やケガで休んだ際の給与代わりとなる「傷病手当金」が原則ありません。
このように、働き方や生活が変わったときは、足りなくなった公的保障を民間の保険でカバーするなど、状況に合わせて見直すことが大切です。
保険の更新時期が近づいたとき
保険の更新時期は、他社と比較する良い機会です。
定期保険などは、更新のたびに保険料が上がることが多くなっています。更新で保険料が上がる前に、他社の商品と比較しておくことで、より条件のよい保険に乗り換えられる可能性があります。更新の案内が届いたら、そのまま更新せず一度見直すことをおすすめします。
誕生日(年齢が上がる)前
新しく保険に入り直す場合は、誕生日前が有利なことがあります。
保険料は加入時の年齢で決まり、年齢が上がると保険料も上がることが一般的です。そのため、見直しで新しい保険に加入する場合は、誕生日を迎える前のほうが保険料を抑えられることがあります。見直しを検討しているなら、年齢が上がる前のタイミングを意識するとよいでしょう。
保険料の負担が大きいと感じたとき
保険料の負担が重いと感じたら、それが見直しのサインです。
保険はいざという時の備えですが、毎月の家計を圧迫してしまっては本末転倒です。必要な保障を確保しつつ、負担を抑えられないか確認してみましょう。
保険料を抑える具体的な見直し方法
保険料を抑えるには、いくつかの具体的な方法があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。
保障額の減額・特約の見直し
現在の保障額を減らしたり、必要のない特約を外すことで、それ以降の保険料を抑えられます 。減額した部分は解約の扱いとなり、解約返戻金がある場合は受け取れることもあります。
ただし、いったん減らした保障は、後で元に戻したいと思っても、健康状態によっては再加入や増額ができないことがあるため注意が必要です。
払済保険への変更
「払済(はらいずみ)保険」への変更とは、以後の保険料の支払いをストップし、その時点の解約返戻金をもとに保障を残す方法です。
保険料の負担をなくしながら、一定の保障を残せるのがメリットです。ただし、保障額は下がり、一部の特約は消滅する点に注意が必要です。
他社の保険と比較して乗り換える
同じ保障内容でも、保険会社によって保険料は異なります。複数社を比較し、より条件のよい(保険料の安い)商品に乗り換えるのも有効な方法です。
ただし、乗り換え時に年齢が上がっていると、入り直しで保険料が上がる可能性もあります。乗り換える前に、今の保険のメリット(予定利率など)も確認しておきましょう。

保障の重複を解消する
複数の保険で保障が重複していないか確認することも大切です。
複数の保険に加入していると、同じような保障が重複していることがあります。たとえば、医療保障が複数の保険でカバーされているケースなどです。重複を整理することで、必要な保障を維持しながら保険料を抑えられます。今加入している保険全体を見渡して、ムダがないか確認してみましょう。
保険の見直しで損をしないための注意点
保険の見直しは、進め方を誤るとかえって損をすることがあります。次の注意点を押さえておきましょう。
無保険期間を作らない
古い保険を解約してから新しい保険の保障が開始されるまでの間に、保障が空白になる「無保険期間」を作らないようにしましょう。
万一その期間に病気やケガをすると、どちらの保険からも保障を受けられません。新しい保険の保障が始まったことを確認してから、古い保険を解約するのが安全です。
解約返戻金の元本割れに注意
貯蓄性のある保険は、解約のタイミングによって受け取れる解約返戻金が払い込んだ保険料を下回る「元本割れ」が起きることがあります。
特に低解約返戻金型の保険は、払込期間中の解約返戻金が低く設定されているため、解約前に返戻金の額を確認しておきましょう。
健康状態によっては再加入できないことがある
健康状態によっては、新しい保険に入り直せないことがあります。
いったん保険を解約・減額すると、健康状態の変化によっては、再加入や保障の増額ができなくなることがあります。持病がある場合は特に注意が必要です。新しい保険への加入が確実にできるかを確認してから、今の保険を見直すようにしましょう。
今の保険のメリットを失わないか確認する
今の保険に有利な条件がないか、見直し前に確認しましょう。
古い保険のなかには、予定利率が高いなど、今の商品より有利な条件のものもあります。安易に解約してしまうと、こうしたメリットを失ってしまうことがあります。見直しを検討する際は、現在の契約の条件をよく確認し、解約しないほうがよいケースもあることを知っておきましょう。
保険の見直しを相談できる窓口と選び方
保険の見直しは、専門家に相談しながら進めると安心です。
どこに相談できるか、どう選べばよいかを見ていきましょう。
保険の見直しを相談できる窓口の種類
保険の見直しの主な相談先は次のとおりです。
- 保険相談窓口(来店型・訪問型・オンライン型)
- 保険会社の担当者
- 独立系FP(有料相談)
それぞれ中立性・費用・取扱商品に違いがあります。複数社を比較したい場合は、複数の保険会社を扱う窓口が向いています。

客観的に診断してもらうための窓口の選び方
客観的な診断を受けるには、窓口選びがポイントになります。
次のような点を意識して選ぶとよいでしょう。
- 取扱保険会社数が多いほど、幅広く比較できる
- 提案理由を質問し、複数社で比較する
- 中立性を重視するなら、有料の独立系FPも選択肢になる
特定の商品に偏らず、こちらの状況を踏まえて提案してくれる窓口を選ぶことが、納得のいく見直しにつながります。
相談前に準備しておくとよいもの
相談をスムーズに進めるために、事前に準備しておくとよいものがあります。
- 現在加入している保険証券
- 家計の状況や、将来のライフプランの希望
- 見直したい理由や、不安に思っている点のメモ
これらを用意しておくと、相談員が状況を把握しやすくなり、より的確なアドバイスを受けられます。
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- 保険の見直し・新規加入まで無料サポート
- ライフプランに合わせた最適な保険をご提案
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保険 相談 見直しでよくある質問
保険の見直しはどのくらいの頻度で行うべきですか?
ライフイベントや更新のタイミングが目安です。
決まった頻度はありませんが、結婚・出産・住宅購入などのライフイベントや、保険の更新時期が見直しのよいきっかけになります。特に大きな変化がなくても、数年に一度は今の保障が合っているか確認するとよいでしょう。
保険料を安くしたいのですが、見直しで本当に下がりますか?
はい、下がる可能性があります。
保障額の減額や不要な特約を外すこと、または保障の重複を解消することで、毎月の保険料を抑えられます。ただし、安さだけを求めて必要な保障まで削ってしまわないよう注意が必要です。
見直しで保険を乗り換えると損することはありますか?
損をする場合もあります。
乗り換えによって年齢が上がり保険料が上がる、解約返戻金が元本割れする、今の保険の有利な条件を失う、といったケースがあります。また、健康状態によっては新しい保険に入れないこともあります。乗り換える前に、これらの点を確認することが大切です。
保険の見直し相談は無料でできますか?
はい、無料で相談可能です。
保険相談窓口であれば、相談者が費用を負担することはありません。 保険会社からの手数料で運営されているため、相談者が費用を負担することはありません。
なお、より中立的な助言を求める場合は、有料の独立系FPに相談するという選択肢もあります。
見直しの相談に行く前に何を準備すればいいですか?
現在の保険証券・家計状況・見直したい理由のメモを準備しましょう。
現在加入している保険証券があると、今の保障内容を正確に把握できます。あわせて、家計の状況や見直したい理由を整理しておくと、相談がスムーズに進み、より具体的なアドバイスを受けられます。
まとめ
保険は一度入ったら終わりではなく、ライフステージの変化や物価の状況に合わせて定期的に見直すことで、無駄な保険料を抑えながら、必要な保障を確保できます。見直しの際は、保険料の安さだけでなく、無保険期間や元本割れ、再加入の制限といった注意点を踏まえることが大切です。
自分だけで判断が難しい場合は、専門家に客観的に診断してもらうと安心して見直しを進められます。
- 保険はライフステージの変化・物価高騰・医療の進化に合わせて見直すことが大切
- 見直しのタイミングはライフイベント・更新時期・誕生日前・保険料の負担を感じたとき
- 保険料を抑える方法には減額・特約の見直し・払済保険・乗り換え・重複の解消がある
- 見直しでは無保険期間・元本割れ・再加入の制限・今の保険のメリットに注意する
- 客観的に診断してもらうには、取扱保険会社数の多い窓口で複数社を比較するとよい
今の保険が自分に合っているか不安な方や、保険料を抑えたい方は、お気軽にaltruloopフィナンシャルパートナーズへご相談ください。

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