自動車保険はどこで相談・比較できる?ネット型と代理店型の違いと選び方を解説

車を購入したときや更新の時期に、「どこで自動車保険を相談すればいいのか」「ネット型と代理店型はどちらがいいのか」「ディーラーの提示額は高くないか」と迷う方は多いものです。

自動車保険は、相談先や保険の種類を理解すれば、自分に合ったものを選べます。

この記事では、相談できる窓口から、ネット型と代理店型の違い、車両保険や等級の引き継ぎまでを現役のファイナンシャルプランナーが わかりやすくお伝えします。

この記事でわかること
  • 自動車保険をどこで相談・比較できるのか(相談先の種類)
  • ネット型(ダイレクト型)と代理店型の違いと選び方
  • ディーラーから提示された自動車保険を比較する方法
  • 車両保険をつけるべきかどうかの判断ポイント
  • 親の等級を子どもに引き継ぐ方法
この記事の監修者

【西山 尚志 | ファイナンシャルプランナー】
株式会社altruloopフィナンシャルパートナーズ マネージャー
個人・法人保険及びファイナンシャルプランナーとして、個人のライフプランニングから法人の経営課題解決まで、多角的な視点でトータルサポートを提供している。保険商品の販売にとどまらず、保険募集人として、高度な専門性と倫理観を持ち、客観的かつ公正な立場から、顧客の最善の利益を追求する。

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目次

自動車保険はどこで相談・比較できる?相談先の種類

自動車保険の主な相談先には、大きく分けて以下の3つがあります。それぞれのメリット・デメリットを整理します。

一括見積もり・比較サイト

複数の保険会社の自動車保険を、まとめて比較・見積もりできるサービスです。ネットで手軽に申し込め、見積もりだけの利用もできます。自分で比較して、一番安い保険を探したい方に向いています。

保険代理店・保険ショップ

複数社を扱う代理店なら、対面で相談しながら比較できます。補償内容を相談しながら決められる安心感があり、自動車保険の知識に不安がある方に向いています。複数社を一括で比較してほしい場合にも便利です。

複数社を扱う代理店では、自動車保険だけでなく火災保険など他の損害保険もまとめて相談できます。引っ越しや住宅購入のタイミングで車を検討している方は、あわせて比較してもらうとスムーズです。

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保険会社に直接相談する(ネット型)

ネット型(ダイレクト型)の保険会社に、直接見積もりや相談をする方法です。電話やネットで手軽に見積もりが取れますが、1社の商品が中心で他社との比較はできません。

項目ネット型(ダイレクト型)保険代理店・ショップ一括見積もり・比較サイト
保険料安い傾向高めの傾向複数社を比較して最安を探せる
加入・相談方法ネット・電話(直接契約)対面(店舗で相談)ネット(一括申し込み)
事故対応自分で保険会社へ連絡担当者に相談・連絡も可各保険会社の規定による
比較のしやすさ1社のみ(他社比較不可)複数社をその場で比較可複数社をまとめて比較可
向いている人保険料を抑えたい人対面で手厚いサポートが欲しい人自分で一番安い保険を探したい人

ネット型(ダイレクト型)と代理店型の違い

自動車保険は、大きく「ネット型」と「代理店型」の2つに分かれます。加入方法による違いは以下の通りです。 

加入方法と保険料の違い

ネット型は、ネットや電話で保険会社と直接契約します。代理店手数料がかからない分、保険料が安く、一方代理店型は、代理店を通して対面で加入します。担当者のサポートがある分、保険料が割高になる傾向があります。 なお、対人・対物賠償や車両保険といった基本的な補償内容には、大きな違いはありません。

事故対応の違い

事故対応にも違いがあります。

ネット型は、事故にあったとき、保険会社の事故サービスセンターに契約者が直接連絡します。代理店型は、保険会社に直接連絡できるほか、代理店の担当者に連絡するという選択肢もあります。また、代理店の担当者が事故現場に来てくれる場合もありますが、対応は代理店によって異なります。

どちらを選ぶべきか

どちらを選ぶべきかは、重視するポイントによって変わります。

保険料を抑えたい、自分で補償内容を比較検討できるという方は、ネット型が向いています。対面でサポートを受けたい、自動車保険の知識に不安があるという方は、代理店型が向いています。下の表で違いを整理します。

項目ネット型代理店型
保険料安い傾向高めの傾向
加入方法ネット・電話対面
事故対応自分で連絡担当者に連絡も可
向いている人保険料を抑えたい人サポートを受けたい人

自分のスタイルに合った方法を選ぶとよいでしょう。

ネット型のように自宅で手続きしたいけれど、代理店のようにプロのサポートも欲しい」という方には、自宅からPCやスマホで相談できるオンライン型の窓口も便利です。

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ディーラーから提示された自動車保険は比較してよい

車の購入時にディーラーから提示される自動車保険ですが、他社と比較してよいものです。

ディーラーの自動車保険は必須ではない

車の購入時、ディーラーから自動車保険を勧められることがよくありますが、必ず加入しなければならないわけではありません。 

ディーラーは代理店型であることが多く、保険料が割高なことがあります。

車を購入する手前、担当者との関係性を気にして「他社の保険にしたいけれど断りにくい…」と悩む方は少なくありません。角を立てずに上手にお断りするコツについては、以下の記事も参考にしてみてください。

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他社と比較すると保険料を抑えられることがある

ネット型を含む複数社と比較すると、同等の補償内容で、より安い商品が見つかることがあります。一括見積もりサイトで複数社を比較してみるとよいでしょう。ただし、ディーラーならではの整備や事故対応の連携サービスもあるため、その点も考慮して判断します。

比較するときのポイント

具体的に比較・検討する際は、以下の点を確認しましょう。 

  • 保険料だけでなく、補償内容(対人・対物・車両保険・特約)が同等かを確認する
  • 事故対応のサービス内容も比較する
  • 車の納車・乗り出しのタイミングに間に合うよう手続きする

安さだけでなく、補償内容やサービスなどの条件を同じにして比較してみましょう。

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車両保険はつけるべき?要否の判断ポイント

自動車保険で最も迷いやすいのが「車両保険」の有無です。ご自身にとって必要かどうか、以下の基準で判断してみてください。 

車両保険とは

事故や盗難、自然災害などで自分の車が損害を受けたときに補償される保険です。相手への補償(対人・対物賠償)とは別に、自分の車を守る役割があります。 

車両保険をつけたほうがよいケース

以下に当てはまる場合は、万が一の修理費用が高額になりやすいため、加入しておくと安心です。 

  • 新車や高年式の車で、修理費用が高額になりやすい
  • ローンが残っている車(全損時に残債を返済する必要がある)
  • 車がないと生活に支障が出る(すぐ買い替えられない)

修理や買い替えに大きな出費がかかる場合は、車両保険があると安心です。

車両保険を外す選択肢もあるケース

一方で、次のようなケースでは外す選択肢もあります。

  • 古い車で車両価値が低く、保険金額が小さい
  • 十分な貯蓄があり、修理費を自己負担できる

車両保険をつけると保険料が大きく上がるため、車の価値や貯蓄を踏まえて要否を見極めることがポイントです。

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親の等級を子どもに引き継ぐ方法

家族の自動車保険料をトータルで抑える裏ワザとして、「親の等級を子どもに譲る」という選択肢があります。 

等級(ノンフリート等級)とは

事故歴に応じて保険料の割引率が変わる制度で、1〜20等級まであります。 無事故を続けると等級が上がって保険料が安くなり、事故を起こして保険を使うと等級が下がります。

出典:日本損害保険協会「損害保険Q&A

親の等級を子どもに引き継ぐ条件

同居している親族の間であれば、等級を引き継ぐ(譲る)ことができます。別居している親族には、原則として引き継ぎできません。

上の表を見ていただくとわかる通り、もっとも高い「20等級」なら保険料は63%の割引になります。

もし子どもが自分で新しく保険を契約すると「6等級」からのスタートになり、割引率はあまり高くありません(年齢によっては割増になることもあります)。そこで、子どもが車を持つタイミングで親の「20等級(-63%)」を引き継ぎ、親が新たに「6等級」で入り直すことで、家族トータルでの保険料をグッと抑えることができるのです。

等級引き継ぎの注意点

  • 等級を譲った親は、新たに6等級(新規)からのスタートになる
  • 引き継ぎには、車の名義や記名被保険者の変更などの手続きが必要
  • 引き継ぐ前に、親子それぞれの保険料がどうなるか試算する

親が新たに6等級から始まると、親の保険料は上がります。引き継ぐ前に、家族全体で保険料がどうなるかを試算しておくことが大切です。

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自動車保険相談でよくある質問

ネット型と代理店型、どちらが安いですか?

一般的にネット型のほうが安い傾向です。

ネット型は代理店手数料がかからない分、保険料が抑えられる傾向があります。一方、代理店型は対面でのサポートがある分、保険料は高めです。保険料を重視するならネット型サポートを重視するなら代理店型が向いています。

ディーラーに勧められた自動車保険に必ず入らないといけませんか?

必ず入る必要はありません。

ディーラーから提示された自動車保険は、他社と比較して自分で選んだ保険に入っても問題ありません。ディーラーは代理店型で割高なことがあるため、提示額が高いと感じたら、ネット型を含む複数社と比較してみるとよいでしょう。

車両保険はつけたほうがいいですか?

車の状況によります。

新車やローンが残っている車、すぐに買い替えられない車の場合は、車両保険をつけたほうが安心です。一方、車両価値が低い古い車や、修理費を自己負担できる貯蓄がある場合は、外す選択肢もあります。保険料と車の価値のバランスで判断しましょう。

親の等級を子どもに引き継ぐことはできますか?

同居している親族間であれば可能です。 

別居している場合は原則引き継ぎできません。 。ただし、等級を譲った親は新たに6等級からのスタートになるため、家族全体で保険料を試算してから判断することをおすすめします。

自動車保険の見積もりはネットや電話だけで取れますか?

取れます。

自動車保険の見積もりは、一括見積もりサイトやネット型保険会社で手軽に取れます。見積もりだけの利用も可能です。複数社をまとめて比較したい場合は、一括見積もりサイトが便利です。


まとめ

自動車保険は、ご自身の目的に合わせて比較・相談先を選ぶことが大切です。 

本記事のまとめ
  • 相談先は一括見積もりサイト・代理店・ネット型保険会社の3つ
  • 安さ重視なら「ネット型」、対面サポート重視なら「代理店型」
  • ディーラー提示の保険は必須ではなく、他社との比較がおすすめ
  • 車両保険は新車やローンありなら推奨、古い車は外す選択肢も
  • 親の等級は同居親族間で引き継げるが、親は6等級スタートになる点に注意

自動車保険は保険会社だけでなく、家計全体を俯瞰できるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのもおすすめです。保険会社の営業担当者や代理店との違いについては、以下の記事で解説しています。

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監修者

【西山 尚志 | ファイナンシャルプランナー】
株式会社altruloopフィナンシャルパートナーズ マネージャー
個人・法人保険及びファイナンシャルプランナーとして、個人のライフプランニングから法人の経営課題解決まで、多角的な視点でトータルサポートを提供している。保険商品の販売にとどまらず、保険募集人として、高度な専門性と倫理観を持ち、客観的かつ公正な立場から、顧客の最善の利益を追求する。

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