2024年4月からの時間外労働の上限規制を受け、ドライバーの拘束時間と賃金の計算を全件で点検。歩合給と残業代の関係や委託ドライバーの扱いまで評価し、未払額の試算と買収前後の対応事項を整理した。
課題
- 買収の検討にあたり、人事労務のリスクを金額で把握する必要があった
- 長距離・夜間の運行が多く、2024年4月からの上限規制と改善基準告示への対応状況が不明
- 基本給+歩合給+各種手当の組み合わせで割増賃金の計算に論点。傭車・業務委託ドライバーとの線引きも曖昧
アプローチ
- 01
人事・労務DD
労働時間・賃金・社会保険・安全衛生。
- 02
拘束時間・休息期間の確認
デジタコ・運行記録と勤怠・賃金台帳を突き合わせ。
- 03
割増賃金の計算の検証
歩合給・運行手当の算定方法を確認し、過去分を試算。
- 04
業務委託ドライバーの労働者性の評価
買収前後の対応事項を区分。
成果
- 労務論点を26件検出し、重要度4段階で評価
- 歩合給部分の割増の算定誤りを特定し、過去3年分の未払額を約7,800万円と試算
- 改善基準告示を超える運行区間を5路線特定し、運行計画の見直し案を提示
- 労働者性が高い業務委託ドライバー12名の切り替え方針を整理
担当専門家
株式会社altruloopホールディングス/社労士事務所altruloop 代表
野澤 惇Jun Nozawa
- 資格
- 社会保険労務士(登録番号 第13250298号)
- 専門領域
- 人事・労務DD
- IPOを見据えた労務監査・是正
- 就業規則作成・見直し
- 人事評価制度の構築・刷新
- 労務顧問(労務相談・手続き代行・給与計算)
- 支援業界
- 建設、製造(医療機器・製粉)、食品卸・食品輸入、飲食、小売・アパレル、人材派遣・SES、IT・ソフトウェア、コンサルティング、広告・マーケティング、医療・介護・福祉、整骨院・鍼灸、医薬品、教育・出版、保険代理店、投資ファンド、公益財団法人、旅行・留学